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お元気ですか? ぴろです。
 

昨日は、まあまあ仕事のことは忘れてのんびりすることが出来たな。だが、今日塾に来てみると、塾の電話が着信ありでピカピカ光っている。なんだか、一気に現実に引き戻された感じだな。

生徒からだ。おいおいまたかよ、昨日はお盆休みだって知ってるだろ?電話したって塾には誰もいないって!俺は塾に住んでねえから!こいつも勉強できないんだよな。まじめに勉強してるんだが、根本がまじめじゃないんだよ。見た目はまじめにやってるんだが、まじめが何かわかってないんだと思う。こいつの家には、まじめという文化が無いんだろうな。もっとこう・・・
 

また、愚痴だな。こりゃまずいな。でもこれは、ほんとに生徒のことをよく考えてるってことだ。生徒の悪口じゃなく、どうすればその生徒がよくなるか分析しているんだ。ちょっと苦しいけど、当たらずも遠からずだからな。
 

もう生徒のことなんか考えずに、金儲けに走るべきだな。少しまえに独立した先輩が言ってたが、「塾は手を抜けば抜くだけ儲けが増えるんだ。だから、儲けている塾は手を抜いていることがばれないように上手に手を抜いているんだ。」これは目からウロコだったな。ほんとは逆の、手を抜くやつを反面教師にしろって話だったが、俺にはそう聞こえたんだ。
 

 
だからってわけじゃないけど、俺はバリバリ勉強だけをさせる塾を作りたいんじゃないんだ。みんなが楽しく集う空間を作りたいんだよな。

ちょっと、考えてたのは勉強できるカフェだ。勉強も教えるカフェって感じだな。昼間は、子供を持つ親が集うカフェで、どうやって子供を育てるかの意見交換をするんだ。夕方になると子供がやってきて、基本的には自習してくんだ。参考書や赤本はビシッとそろえて、漫画喫茶改め勉強喫茶だな。そうなると、基本的には高校生中心になるんだろうな。

そして俺はマスターな。カフェの主人としてのマスターと、教師という意味のマスターをかけて、マスターな。

「マスター、ちょっとここ教えて!」なんて言われたりしてな。
 

まあ、マスターに超人的な魅力がないと繁盛しないだろうな。俺じゃ無理だな・・・

それに俺は、大学を卒業して就職したのが学習塾だったので、学習塾しか自信が無い。自信が無いってか、こんな俺でも「先生」なんて呼ばれる存在になっているのを手放すのが惜しい。だから、塾長にしがみついちゃうんだろうな。
 

 
だから結局、普通の塾を続けるしかないんだよな。先輩の教えを守って上手に手を抜く方法を考えなきゃいけないんだよな。
 

世の中に、繁盛している塾があるだろ?繁盛しているから良い塾だと思ってるだろ?違うぞ!上手に手を抜いている塾が繁盛するんだからな。

「上手に」から「手」を抜くと、「上に」になるだろ?ほら、業績が上向きってことだよ。
うそうそ、それはおやじギャグだな。

手を抜くと経費が下がるから儲かるだろ?そうすると、建物や宣伝にお金をかけられるんだ。そうすると生徒が集まるだろ?生徒が集まると全員に手が回らないから、手を抜くしかないんだ。そうすると儲かるだろ・・・宣伝ばかりしている塾は完全にこのパターンだな。
 

パン屋とかでもそうだろ?きれいな建物だったり、店内がきれいだったり、便利な街中にあったり、宣伝が多かったり・・・これ全部お金がかかるやつだからな。だから、パンには手を抜いているはずなんだ。キチっとこだわって作ってたら、大量生産できねーしな。

でも、みんなこう言うんだよ「え?おいしいパン屋ですか?それは断然パン工房パンダフルよ!あそこはおいしいわよ!」ってな。食べ比べもしてねーのに、話題性や周りの雰囲気でそう言っちゃうんだよ。おまえ、山崎パンと比べただけじゃねーのか?って言いたくなるよな。でも、そうなると、変なことにならなければもう安泰なんだよな。結局は、評判なんてぜんぜんあてにならねーから、気をつけろよ!でも、一番おいしーと勘違いして食べてりゃしあわせだからべつにいいけどな。

何の話だっけ?まいっか。ま、そういうことだな。(どういうことだ?)